【PC講座】 Windows7とXPのデュアルブート環境を作る
Windows7とWindowsXPのデュアルブートにする場合、WindowsXPが動いていたPCにHDDを追加してから、Windows7のセットアップDVDで起動して、追加したHDDにインストールすると簡単です。
■WindowsXPが動いていたPCの別HDDにWindows7を入れる
2台目のHDDにWindows7をインストールする場合は、インストール先の指定画面で「ディスク1」(2台目HDDの未割当て領域という分)を指定するだけでデュアルブート環境が作れます。
Windows7のインストール後、起動時に「以前のバージョンのWindows」「Windows7」というOS選択メニューが表示されるので「以前の〜」を選択すればXPが起動します。
■Windows7が動いているPCにWindowsXPを追加する
新しく取り付けた2台目のHDDをインストール先に指定。
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インストール後はWindowsXPしか起動しなくなる。
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Windows7のセットアップDVDから起動。
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「Windowsのインストール」画面の「コンピューターを修復する」をクリック。
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「次へ」で進めると「システム回復オプション」画面になるので、「コマンドプロント」をクリック。
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「bootsect/nt60 all」を実行。
これでブートローダーがWindows7のBootmgrに切り替わる。
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ブートローダーをXPの「NTLDR」から7の「Bootmgr」に切り替える途中で「スタートアップに問 題が見つかりました。」と表示されたら「しない」を選択。
今度はWindowsXPが動かなくなる
Windows7は起動するようになるがOS選択画面は出ず、XPが起動できなくなる。
Windows7起動後、管理者権限でコマンドプロントを起動し、4つのコマンドを順に入力。
● bcdedit -create {ntldr} -d "Windows XPSP3"
● bcdedit /set {ntldr} device partition=\device\HarddiskVolume1
● bcdedit -set {ntldr} path \ntldr
● bcdedlt -displayorder {ntldr} -addlast
再起動後、OS選択メニューが表示される。
先の方法では
以前のバージョンのWindows
Windows7
と表示され、後からWindowsXPを追加したのでは
Windows7
WindowsXP SP3
と表示されるようになる。
以前の使用は先の方で、何も触れないときの自動的な起動では7が起ち上がっていたので、表示に違いはあるがどちらも自動起動ではWindows7が起ち上がると思われます。
XPを頻繁に使用する場合、Windowsブートマネージャー画面が表示されるまでは目が離せないので多少面倒です。