祇園祭2017 宵山 「石見神楽」
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2017年07月16日(日) 八坂神社にて | |||||
17:31 「鷺舞」 | 「浜田市観光協会 石見神楽サイト」参考 石見神楽とは 六調子石見神楽と八調子 八調子の音 石見神楽石見神楽 Q&A |
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18:25 はじめのあいさつ | |||||
18:28 「塩祓」しおはらい | |||||
昔から汚れを清めるのに塩をまくところから、塩祓いと言われたのではないかと思われる。 「降りたまえ降り居の庭には綾を敷き錦を並べ御座と踏みましょうや」又、 「幣たつるここも高天の原なければ集まりたまへ四方の神たち」の 歌と楽で神楽殿に神々を迎える舞で、神楽を奉納するに当って神楽殿を清める儀式舞。 |
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18:47 「天神」てんじん | |||||
「こち吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」 この舞は天神さまといわれ、皆に親しまれている菅原道真公に関する伝説を神楽化したものである。 道真は右大臣として無二の忠勤を尽くしたけれど、左大臣藤原時平のざん言を信じた朝廷によって、 筑紫の國太宰府に左遷の身となり、延喜3年2月25日59歳の生涯を終えた。 神楽では、道真は死後無実の罪を天帝に訴え、その哀れみによって雷神となり、随身(従者)によって 時平等を征訴させるすじ書きで、左大臣と鉄火を交える激しい太刀舞の場面を展開する。 |
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19:20 「恵比須」えびす | |||||
「国を治めて急ぐには、四方こそ静かに釣すなり」 恵比須は、 出雲の国美保神社の祭神、事代主命(大国主命の御子神)の神徳を称え、ご功績を物語る舞いである。 この演目は、恵比須の釣り場面を主体に舞われるのが通例で、かぶる面は小型の福神面、その顔は絵や彫刻に 見る風ぼうと少しも変わらず、見るからににこやかで微笑ましい。 特に身ぶり手ぶりも面白く、鯛を釣り上 げる様子は愛くるしく、コミカルな所作は観客の心を和ませ、ほのぼのとした心を抱かせる。 |
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19:52 「大江山」おおえやま | |||||
京都府福知山の北に聳える標高833mの大江山。 別名を千丈ヶ岳とも呼ばれるが、その昔源頼光が酒呑童子を退治したという伝説の山。 人皇第66代一条天皇の御代、丹波の国大江山に酒呑童子が多くの配下を従えてたてこもり、都をはじめ一帯 の女性をさらうなど庶民を苦しめていた。 天皇は、武勇 源頼光に征伐を命じ、頼光は四天王(渡辺綱、碓井貞光、坂田の金時、卜部季武)と共に山伏 修験者に変装し、岩清水八幡に武運を祈る。その時、人が飲めば薬に 鬼が飲めば毒になる酒「人使鬼毒酒」を 授かり大江山に向かう。 大江山で都からさらわれた姫の道案内で鬼の岩屋に行き、本当の山伏かどうか問答 の後、山伏と信じた鬼大勢と酒宴をし、神酒の功徳によりめでたく討伐する。 石見神楽では、渡辺綱・坂田の金時が登場する。 |
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20:49 「大蛇」おろち | |||||
「青草を結い束ねてぞ蓑笠と 作り初めます須佐乃男命」 天照大神の弟神 須佐乃男命が出雲の国を通行中、斐の川の上流にさしかかったところ、老夫婦と一人の娘 が 嘆き悲しんでいるのに出会った。訳を尋ねると「8人もいた姫が、この地方に住む八岐の大蛇に年々奪わ れ、 残るはこの稲田姫一人になってしまった。今年もそろそろこの姫まで呑み取られるときがきた」と伝える。 事情を知った須佐乃男命は、姫を嫁にもらうことを老夫婦に約束し、草々の木の実から絞りとった「毒酒」 を 用意し大蛇の出現を待ち、やがてたなびく黒雲に乗って八岐の大蛇が現れた。毒酒を飲ませ、酔い伏してい る ところを大格闘の末、十束剣で見事に大蛇を退治し、大蛇をズタズタに切ったところ刀が出てきた。 この刀を天の村雲の剣(のちに草薙の剣とも云われる)と命名し天照大神に献上する舞。 その後は姫と結ばれ八重垣神社に鎮座された。 |
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